第115回
ハイハイ天さん、天さんデス
○本日の依頼人
[ペンネーム] ピカイア
[趣味] 庭いじり
[手持ちの成長株] 夫
○依頼文
天青庵さま
いつもコラム楽しませていただきありがとうございます。
一回目の投稿がボツのようなので、
もう一度というのもしつこいかしらなどと悩みましたが、
いやいや何度でもと思いなおして再度投稿いたします。
皿、ガラス器ともに日本の中国骨董を扱うお店で
6、7年前に購入。
このたび写真に撮るので、
クレンザーでこすったところ、
驚くほどきれいになりました。
外国のみならず古い器って、
これって何なのと疑問に思うことが間々あります。
以前、水注を使っている映画のワンシーンに感動しました。
ピッチャー好きの私は、
あのように使うのかと食い入るように見てしまいました。
天青庵さまは料理にもお詳しい方なので、
料理と器についてなど、
陶磁器が生活の中でどのように使われていたのか、
教えていただければ幸いです。
鑑定のほどよろしくお願いいたします。
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清朝末の雑器風だが・・ |
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綺麗なガラスの器 |
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料理を盛るのは骨董品の楽しみ方の一つ |
○鑑定結果
まず、
何を鑑定して欲しいのか明確にしてからの依頼をお願いします。
私はクレンザーにも、
ピッチャーにもキャッチャーにも詳しくございません。
依頼の皿は清朝末の雑器を模倣して作った現代製だと思います。
偶然ですが、私も全く同じ物を持っていました。
北京の陶磁器市場で同じ皿が山のように売られていました。
清朝末期の雑器は、
けっこう普通の民家にも残されていて、
本物でも数千円から数万円で気軽に買えます。
ただし、ホンモノが数千円で買えるような品すら
コピーを作ってしまうのが、中国の中国たる所以でしょう。
ガラスの器はたいへん綺麗ですね。
欲しいです、鑑定料代わりに是非私に下さい。
竹の子は美味しそうに炊けていますが、
若干味が濃すぎます。
もう少し上品な京風の味に仕上げて下さい。
○結論
ボツにしてもしても、
鑑定依頼を送りつけてくるあなたはとても素敵です。
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