第131回
中国株学科　夏季テスト

問１　いよいよ、北京五輪が開催されましたが、
五輪後の中国株の中で特に有望なセクターを３つあげ、
その理由を述べなさい。

問２　五輪後しばらく手を出さない方が賢明なセクターを２つあげ、
その理由を述べなさい。

問３　内需拡大と人民元高の追い風を
モロに受ける銘柄を３つあげなさい。

問４ 　目先の株価の推移は関係なく、
10年先に大きく伸びると思われるセクターを３つ予想しなさい。

問５　 下記の文章はある人気銘柄の株価の推移と
企業を取り巻く状況について推測したものです。
[ ]の部分に入る言葉を下の囲みの中から選びなさい!!
選び抜きなさい!!

○○○○○―は、06年秋に香港の休眠上場会社を買収する形で
香港証券取引所にいわゆる[ １ ]をした。
上場後は、香港市場初の[ 2 ]会社という事もあり
投資家の人気を集め、株価は高騰していった。

そして、更にその動きに輪をかけたのが
大手証券会社である[ 3 ]がこの企業をカバーし、
07年の業績見通しを発表、
それが投資家の予想を大幅に超えるものだったので
更に株価は高騰し、一時1.3HKDに達した。

しかし、この07年度業績予想には大きな[ 4 ]があった。
[ 3 ]が、07年度収益の柱とした
[ 5 ]販売に大きな狂いが生じたのだ。

[ 3 ]は、○○○○○―経営陣が発表した、
[ 5 ]の予定販売台数、
粗利益などを全て鵜呑みにして収益予想を立てた。
しかし、現実はそんなに甘いものではなかったのだ。

07年の半ばに、
○○○○○―が販売する[ 5 ]
いやTV通販で販売される[ 5 ]の全てが
[ 6 ]、つまり質の良くない不認可製品ではないか
との疑いがもたれる事となった。

当局の捜査が入るかどうかという噂も広がり、
○○○○○―の株価は大きく下げる事となる。
他の商品の収益性があまり良くない○○○○○―にとって、
粗利益の高い[ 5 ]販売は正に収益の柱、
これが頓挫する事になれば
利益が大幅に減少する事は明白であった。

○○○○○―経営陣は摘発を受ける前に、
[ 6 ]の納入をストップし、
通常ルートから通常の商品を仕入れお茶を濁そうとした。
しかし、安い価格につられての注文数は依然多く、
その注文に供給が追いつかなくなった。
実際に注文に応じられなくなる案件も発生した。
そこで、大手証券会社各社は
「○○○○○―に供給不良問題発生」とのニュースを流す。

そこで株価は最高値から[ 7 ]にまで下落したいた。

○○○○○―経営陣は何とか
[ 5 ]を格安で仕入れられるルートを探したが、
それも難しく、やむなく自社で携帯電話部品会社などを買収し、
なんとか格安[ 5 ]を売れる体制を作ろうとした。

[ 5 ]の粗利益は当初の試算では[ 8 ]もあった。
1000元の商品なら、仕入れ値は[ 9 ]元だ。
１台売れば、800元も儲かるのである。
それがその通り実現していれば、
確かに[ 3 ]の収益予想も正しかった事になる。

もう一つの大きな問題は、
そのような会社の苦境が[ 10 ]に知らされる前に、
会社経営陣や増資受け入れ先の証券会社等が
その内情を知った上で、
早急に且つ何とか上手く株を売り抜けようとした事だ。
本来なら安定株主であるはずの連中が
売り逃げに走ったことで株価が更に下落することとなる。

結局、その後も[ 5 ]に関しては
安価な仕入れルートを確保する事ができず、
正規品を当たり前の価格で売るしか残された方法がなくなった。
しかし、当然そんな正式な手法では格安販売を続ける事はできず
注文数は激減、また[ 6 ]を販売していた時のような
大きな粗利益をあげる事もできず、
さらに[ 11 ]費などの経費も大幅に増加、
他の要因なども重なり○○○○○―の利益は急速に萎んでいった。
結局07年の業績は大幅増益どころか、
ふたを開けてみれば赤[ 12 ]を計上するようになった。

その上に07年2月にはそんな状況の中、
増資までしたものだから、
○○○○○―の株価は[ 13 ]寸前、
極限まで下がっているのが現状である。

[設問はあくまでも一部の事実を元にした問題作成者の主観による推測です]

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