中国古陶磁器 そのロマンを求めて-天青庵

単なる美術品ではございません

第214回
ハイハイ天さん、天さんデス(逆バージョン)

○今回の依頼者

[ペンネーム] 天青庵
[趣味] シュウマイ集め 
[座右の銘] うまい話なんかない!
[左右の目] 最近PCの見過ぎで視力が急低下(ホント)
[特技] たいして分ってないのに適当に鑑定してしまう事

○依頼文

初めまして、
コラムいつも楽しく書かせて貰っています。

私は古陶磁器についてはある程度分るのですが、
それ以外の中国骨董については殆ど分りません。

ですので、逆に今回は
私が全く鑑定できない品を教えていただきたく筆を取りました。
もし閲覧者の方の中で
このような品物に詳しい方がおられましたら、
是非この品について教えて下さい。

依頼の品は、15年程前、
Qさんの北京三全公寓の前にあった
亮馬河骨董市場で買ったものです。

いや、買ったというよりは「買わされた」品物です。

私はいつものように骨董屋を巡りをしていました。
偽物の山の中に紛れ込んでいる本物の骨董を探していたのですが、
まず本物などありません。

そんな時にこの水注が目に留まりました。
「取り敢えず、最近作られたものではないな」と感じ、
手に取りました。

裏を見ると「本銀」と彫られています。
「本物の銀かな?」
私は骨董屋のオッサンの目を盗み、
持っていた車の鍵で裏を少し擦ってみました。

すると黒く変色した表面が削れ、
ピカピカの銀色が現れました。

その時です、私の真後ろから
「こらーっ!! なに商品を削ってんねん!」
という声がして私の心臓は一瞬停止しました。

オッサンの目を盗めたとおもっていたら、
後ろにオバハンがいたのです。

<中略>

結局すったもんだの末、
200元という高額でこの銀の水注を買わされ帰宅した訳です。

この銀の水注は本物でしょうか?
そして時代は? そして合理的な価格は?

そして私の行為は犯罪だったのでしょうか?

その辺に詳しい方おられましたら、教えて下さい。

依頼品
一見、時代はありそう


器物全体にシマミミズのようなシマがある


鑑定の為に表面を削る行為は犯罪となります

 
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2009年2月20日(金)

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