中国古陶磁器 そのロマンを求めて-天青庵

単なる美術品ではございません

第265回
中国料理

今回も「中国古陶磁器に盛って映える料理」
略して、中国料理のコーナーのです。

さて、生ビールが美味しい季節になってきました。

仕事が終わった後、サウナに入って出てきたら、
たまたまこんなものが目の前に置かれていたら
本当に腹立たしいですよね。

ただ大麦を腐らせただけの汁に、
他に何の利用価値もないホップなどと言う
得体の知れない植物の香りをつけただけの飲み物。

しかも、器の1/4を単なる空気の泡が占めるというボッタクリ精神。
そして、単体でもよく冷えているのに
更に凍るほどキンキンに冷やした器に入れて、
人々のおなかを壊そうとする邪悪な戦略。

私は大嫌いです、そんな飲み物。

という事で、今回は私が世の中で
一番ビールに合うと思う料理を紹介します。

輝けるその料理の名は「辣子鶏塊」
日本語なら鶏肉の四川風唐辛子炒めです。

ジューシーな鶏肉には少し甘みのあるタレがまとわりつき、
さらにピリッと辛い上に山椒の風味が効いていて・・
もうたまりません。

この料理は四川料理の定番メニューで
誰にでも簡単に作れますが、
作る際には守って欲しいルールが二つだけあります。

それは、唐辛子と花椒(中国山椒)だけは
四川産を使う事と鶏肉は質の良い鶏の骨付きを使う事です。

四川産の唐辛子などが手に入らない方は、
日本の唐辛子では代用できませんので作れません。
私の料理教室はすぐに代用が効く
普通の料理教室とは教室が違います。

では、作り方。

1 鶏肉に下味を軽く付け、
  しばらく置いた後片栗粉をよくまぶし揚げる。
2 野菜は鶏肉を揚げた油にさっとくぐらせておく。
3 合わせ調味料を作っておく
  [醤油、老酒、スープ、砂糖、酢(少量)、ニンニクの微塵切り]
4 鍋に油を入れ、唐辛子と花椒をゆっくり炒め香りを出す。
5 香りが出たら、鶏肉と野菜を鍋に戻し、
  合わせ調味料を加え、強火で煽る。
6 写真のようにカラッと仕上げられば、大成功。

中国料理の炒め物のコツは、
食材には前もって火を通しておき
決して炒め過ぎない事です。
この料理もフライパンには20秒間も入っていません。

 
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2009年6月19日(金)

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