医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第223回
全身性エリテマトーデスを鼻の下で見ると

この病気は膠原病で
頬から鼻にかけて蝶のような紅斑がでることが多いのです。
鼻の下がどの臓器に対応しているかを見ると、
あまり病気をしない人は
ほとんど一種類の臓器と対応しています。

しかも長生きの人はどういうわけかわかりませんが、
心臓と対応している人が多いのです。
そして、ここが幾種類もの臓器と強く反応するほど
どのような病気であれ、面倒な病気、
治りにくい病気になる傾向があります。
全身性エリテマトーデスはほとんどの人が、
脾臓、肺、腎臓、副腎皮質、副腎髄質、
子宮或いは前立腺、視床、胸腺、骨髄に強く反応するのです。
これぐらい反応する臓器があると、本当に面倒な病気です。

個々に反応する臓器を打ち消すような漢方薬を調べていくと、
ある人の場合は、脾臓は茵陳五苓散、肺も茵陳五苓散、
腎臓は白虎加人参湯、副腎皮質と髄質は茵陳五苓散、
子宮と視床は半夏厚朴湯、胸腺は白虎加人参湯、
骨髄は半夏厚朴湯です。
結果として、茵陳五苓散と白虎加人参湯、半夏厚朴湯を
投与するといいわけです。
こういうふうな治療をすると治るとは言えませんが、
少なくとも今よりは改善するはずです。

また、ある人では、脾臓、肺、胸腺、骨髄は麻黄細辛附子湯、
腎臓、副腎皮質、髄質は茵陳五苓散、
子宮、視床は柴胡桂枝湯です。
また、ある人では、
脾臓、副腎皮質、髄質、胸腺、骨髄は麻黄細辛附子湯、
肺、腎臓は八味丸、
子宮、視床は半夏厚朴湯です。
また、ある人では、脾臓、肺、胸腺、骨髄は八味丸、
腎臓、子宮、視床は麻黄細辛附子湯、
副腎皮質、髄質は茵陳五苓散です。

また、ある人では、漢方薬だけを挙げると、
茵陳五苓散、八味丸、きゅう帰膠艾湯の三処方。
その他に、茵陳五苓散、八味丸、炙甘草湯の三処方。
その他に、大黄しゃ虫丸、半夏厚朴湯、八味丸
その他に、茵陳五苓散、炙甘草湯、麻黄細辛附子湯の三処方。
その他に、人参湯、茵陳五苓散、炙甘草湯の三処方です。
全身性エリトマトーデスの人は
これらを参考にしてOリングテストしてもらい、
決めてもらったらいいでしょう。
本当にいい治療法がなくて困っているはずですから。


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