医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第229回
この人とだけは買い物にいきたくない!

デパートに買い物に一緒に行くと、洋服売り場で足を止めます。
じっと見ているようなのですが、どれにしようか考え込んでいる。
手に取って見て、また考え込んでいる。
店員さんが色々だしてきて、
これがいい、あれがいいとアドバイスするのですが、
聞いているような、聞いていないような態度をする。
そして、試着するとまわりで
それがいい、とても似合うよと言っても、
そうかなという顔をしている。
そしてまた別のものを試着する、そしてじっと考え込んでいる。
その繰り返し、見ている方はイライラしてくるし、
頭がどうなってるんだろうと変に勘ぐりたくなるようになる。

そして、睡眠に異常があるのです。
眠りすぎとか、途中で目が覚めて眠れないとか、
すんなり朝まで眠り時間とともに起きるということはほとんどない。
以前にこのコラムで
睡眠に異常がある人は
視床の中心正中核に異常があると書きましたが、
朝日新聞の6月17日付けの記事に
京都府立大の木村実教授が
視床の中心正中核の働きを猿でつきとめた事が書いてありました。

視床中心正中核の働きは次善の選択を考えることにあるようだと。
私の見ている患者さんでは、睡眠の異常があり、
上で述べたような買い物の行動パターンを示すのです。
私は最初睡眠としか関連を考えていませんでしたが、
木村先生の記事を拝見して、
その患者さんの行動パターンの異常と
非常に似ていることに気づきました。
次善の選択ができないために、
買い物に非常に時間がかかるのです。
そういう目でみると、
非常に多くの睡眠異常の人で
同じような買い物の行動をすることがわかりました。

視床中心正中核の異常を漢方薬で治療してしまうと、
ホント、スムーズに買い物をしてくれます。
本人もそういう行動を気にしているのですが、
どうにもならないので、自分では諦めているようですよ。
治療法があるっていいことですね。


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