医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第568回
伝えるの下手

治らない人を見ていると、
どうも衣食住がとんちんかんの人もいるのです。

電磁波の話をして、寝室は空き箱のようにして、
寝室にあるものは、寝ているあなたと布団だけ、
またはベッドだけというふうにしなさいよ!と言っているのに、
それができるハズの住まいに住んでいる人なのに。

これはどうでしょうかとか、
このアネロイド型の温度計は置いてもいいのでしょうかとか、
下着を入れておくカゴのようなものは
置いてもいいでしょうかとか、聞いてくるのです。
空き箱みたいにできる人が何故そうしないのか、
そうしないから今まで無駄な時間を過ごしてきたのです。
体調が悪いという無駄な時間を。
無駄でなかったかなと思ったりするのですが・・・。

それから玄米菜食をしているのですが、どうですか?
玄米菜食で体調が良くなる人もいるのですが、
体調が良くないから御出でになったのですから、
ひょっとして私には玄米菜食が良くないのかな?
と何故疑問に思わないのでしょうか。
以前にも書きましたが、
日本人だからって玄米やお米が合うとは限らないのです。
日本の国を地図で見ると、
大陸からの吹きだまりみたいな位置にあります。
ですから、南からも北からも流れて来た人の集団が
住んでいると考えてもいいのです。

食べ物も南から北からと入ってきていて、
それが合う人は様々なです。
米が合う人、小麦が合う人、蕎麦が合う人といるのです。
全部合う人もいるでしょう。
大豆製品も合う人もいますが
合わない人も結構な数の人がいるのです。
玄米に大豆製品、共に合わない人もいるのです。
知らずに食べているとどうなるかはわかると思います。
それが脳に合わないとしたら、
人の言うことをすぐ真に受けてしまう脳になってしまいます。

野菜でも合わない人もいるのです。
全部の野菜が合わないということはなくて、
自分が住んでいる土地でとれる野菜が合わない人もいるのです。
ですから地産地消なんていうことに惑わされないことです。
自分はどうなのか、そこが問題なのです。
人と違っているのが当たり前と思えばいいのです。
この症状があるから、この薬
というわけにはいかないのが漢方です。
その人に合わせて似たような症状を治療するのが漢方なのです。
オーダーメイド治療に近いというか、
オーダーメイド治療そのものというか、それが漢方なのです。

という事を話してもポカンとしている人を見ると、
やっぱり伝え方が下手なんだと思ってしまうのです。


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2007年9月21日(金)

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