中国民俗研究家・上田尾一憲が語る、中国民俗の魅力

第62回
お金儲けの原則 その(2) ~迷うな!~

さて、前回はお金持ちの原則十二の内
三つまで紹介いたしました。
今回は第四則から第七則までご紹介いたします。
では、原則四から!!

四、
能整顿。货物整齐,夺人心目
整理整頓が大切です。
お店などに並べている商品をキチンと整理して並べ
人々(お客様)の関心を引くよう常にに心がけていなさい。

五、
能敏捷。犹豫不决,终归无成
敏感にすばやく行動する事が何よりも大切です。
優柔不断で決定しなければいけない時に、
もたもたしていては駄目です。
そんなことでは結局何も出来ずに終わってしまうでしょう。

六、
能讨帐。勤谨不怠,取行自多
貸したものは上手く取り立てて返してもらう事が大切です。
取立ては決して怠けずに一生懸命行い、
少しでも多く回収するよう努めましょう。

七、
能用人。因才四用,任事有赖
人を上手く使うことが大切です。
その人材を適材適所で使い、
仕事を任せ、その任せた人を頼りにする事が大事です。

中国では、商売をする時に重要なことは
相手方に信頼される事、自分方にも信頼される事が
ものすごく重要です。
その一つの有効な方法として、それらの人たちと
美味しいお店で料理を囲んでお話をする事があります。
そんな美味しいお店と言えば、やはり「陶朱公館」!!
(ちょっと強引だったかな?)
今回紹介するのは邱家の海鮮料理からです。
鬼马虾菘(グイマァシアソン) 48元

エビと油条とクワイを軽く炒め、新鮮でシャキシャキの
レタスに包んで食べます。
エビのプリプリ、
油条のカリカリ、
レタスとクワイのシャキシャキ、
この3つの食感を一度に感じられる
もうそれは言葉で言い表すことができません。
あなたも一度、この食感を体験してみてください。
きっと病みつきになる事でしょう。

茶烟鲳鱼(チャーイェンチャンユー) 68元

マナガツオをウーロン茶で燻製にしたもの。
魚からふんわりと美味しい燻製の匂いが漂い、
口の中でもその匂いが広がります。
思わず目を閉じて、その匂い陶酔してしまします。

お金儲けの原則第五則でもあるように
迷ってはいけません!!
迷うと結局なにも食べられません。
北京へ来たら「迷わず陶朱公館へ!!」です。


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2006年9月5日(火)

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