中国民俗研究家・上田尾一憲が語る、中国民俗の魅力

第67回
「陶朱公お金持ちへの十二の戒め」 第4段

十二の戒め最終回です。

その十、勿薄育
教育を怠ってはいけない。
自分に対しても部下に対しても
教育については重視しなければならない。
事業に成功し、その規模がいくら大きくなったとしても
常に次の段階へ進む為の勉強しなければならない。

その十一、勿昧时
時間にルーズであってはいけない。
時は金なり。世の中誰にも同じだけの
貴重な時間が与えられています。
待たせて他人の貴重な時間を奪うような事は
ゆるされません。
時間は非常に大切な物。自分の時間も
他人の時間も同じく大切にしましょう。

その十二、勿痴赁
無闇矢鱈に借りるのはいけない。
何も考えず借りなくていい物まで借りるのは
馬鹿のすることである。
必要な物だけ借りて、借りた物は必ず期日までに
返さなければいけません。

以上で「陶朱公お金持ちへの十二の戒め」が
全て出揃いました。
金儲けの十二原則と同じく、
十二戒も当たり前の事なのですが、
やはりそれが大事なのです。
これら当たり前の事を全てやり抜くと
陶朱公の様にお金持ちになれるはずです。
株で儲けるにも、商売に成功するにも
それぞれ、原則というものがあるので
それをきっちり守れば成功する確率は
確実に上がるはずです。
それらの原則は邱先生の著書
株の原則、商売の原則を参考にすることを
お薦めします。

原則を覚えたら、今度は神頼みです。
原則を覚えても、運が悪ければ成功するものも
成功しません。
なので!
金運アップの為にも、北京へ来られて
陶朱公館でしっかり陶朱公と邱先生の
2人の神様にお願いしましょう。

今回は「陶朱公館」のメニューにもまだ
載っていない新メニューを紹介します。

エビに薄く衣を着けてカラッと揚げています。
その揚げたエビをマヨネーズ風味のソースで
パイナップルと一緒に和えているのですが
エビ、パイナップル、マヨネーズソースの
3つが何ともいえないくらい美味しく
それぞれの味を引き立てています。
思わず唸ってしまうほど美味しい料理です。
メニューにはありませんが注文してみてください。


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2006年9月16日(土)

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