新入生、荒木尊史さんのQさん経営学実践奮闘記

第54回
迷わずに突き進め!!

第10回のコラム
成都の邱永漢グループのボスである
王総経理についてご紹介しましたが、
今回もこの王総経理から言われた言葉で
強く印象に残っているものをご紹介したいと思います。

私が成都に赴任して半年ほど経ったころ、
王総経理が私や他の若いスタッフを夕食に招いて下さいました。
王総経理は例え話が大変上手な方で、
母国語である中国・台湾人スタッフ達は
一語一句に大きく頷きながら、教授を受けています。
その頃の私は、まだまだ中国語が理解できなかった為、
王総経理の秘書や他の日本人スタッフに通訳してもらいながら、
どうにか理解しようと必死で聞いていました。

そんな私に王総経理が突然次のような質問をされました。
「君が、もしジャングルで迷ったら、どのように行動しますか?」
私がしばらく考えていると、
「自分が信じた方向を決めて、
突き進むのが一番出口に辿り着く確率が高いんです」
このようにおっしゃいました。

『なかなか思うように結果が出ない時や、
自分が決心したことへの心の揺らぎが出ていたとしても、
最も良い方法、最も成功する可能性が高い方法は、
自分が決めた道を簡単に変えない事。
多くの人はころころと東西南北を変えてしまい、
結果として同じところをグルグルと周ってしまい、
ジャングルから出られないでいることが多くある。』

頭では何となく分かっていたことですが、
いざ成功者である王総経理からずばり言われてしまうと、
改めてその通りだと実感します。
迷ってばかりでは先に進めません。

一度、自分で決めた道は
簡単に変えてはならないと肝に銘じています。


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2007年6月30日(土)

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