第78回
すべてが悪者ではありません!

第76回
虚血性心疾患にかかりやすい危険因子の項目の中で、
“HDLコレステロール”とありました。

とかく“コレステロール”と聞くと
すべてからだに悪いものばかりだと思われがちですが、
そうではないようです。
先にあげたHDLコレステロール値が、
高い人より低い人の方が虚血性心疾患の発生が多いことから
HDLの多いことが、からだに良いとされ、
“善玉”と呼ばれるようにもなりました。

ではこのHDL。
どんな働きを体内でしてくれるのでしょうか。
注目するところは、
血管の壁などに付着したコレステロールを
スッ!と抜き取り肝臓に戻すという働きです。
と、いう事は狭心症や心筋梗塞とは
逆の作用が働くという事になりますね。

どのように体内で増やしていくかについては
まずは食べ物からで、オリーブオイルは有名なお話。
またイワシやサバ、サンマといった青い魚には
このHDLを増やす働きがありますので
ムニエルや煮魚といった調理方法で
意識的に摂取してみましょう。
焼き魚だと全部、脂肪が落ちてしまってNG。

そしてここでも適度な運動はかかせません。
からだを動かすことでHDLが増えてきます。
ただ、この数値が高ければ高いほど良い!
というわけではないのでやはり
バランスを見極めて保つ事が大切のようですね。


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