石原新さんが歩む21世紀型日本人ビジネスマンへの道

第140回
ふたたびラブユー大阪

本日は、「ラブユー大阪」の記事に
読者の方からメールをいただきましたので、ご紹介します。

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石原様

いつも、Q先生のHPに訪問させていただいて、おります。
よく、柳田さんところには、メール送るけれど、
石原さんところは、これで、二回目かな。
大阪に来られたというので、
興味を持って、送ってみたくなりました。
JR福知山線の、最終駅福知山の隣の町の、綾部というところに、
住んでおります。
よく、大阪へは、行くので、
大阪のことは、べたべたよく知っているけど、
ほんとうに、大阪のひとって、
ものすごく個性が強くおもしろいひとが、多いですよ。
最近、おくめの八ちゃんが、亡くなりましたが、
大阪と東京とでは、記事の扱いが、ぜんぜん違っておったそうです。
なんというのか、そのこてこてで、あくの強いのが、
東京のひとには、受け付けないところもあるけれど、
僕らには、けっこう楽しいです。
大阪人は、順番を守らないというようなこと、書いてありましたが、
確かに、今から三十年くらい前までくらいは、そうでした。
東京へ、受験に行ったら、
東京では、もうその頃は、きちんと、整列して、
電車を待っておられるので、
紳士だなあ〜と、驚いたこと、思い出します。
いまは、違います。
どこでも、みんなきちんと、並びます。
それで、僕も思いましたけど、大阪の街と、台北の街と、
ほんとうによく似ているなあと、
それから、大阪のおばちゃんを、もうすこししつこくしたら、
上海のおばちゃんだなあというので、
前に、大阪の人と、おおいに盛り上がったことありました。
おせっかいで、情が厚いのです。
ちょっと、余計なおせっかいかもしれませんが、
関西で活躍されておられる、
わかぎゑふさんという俳優で、エッセイストのかたが、
こちらでは、連載されておられます。
とても、ファンなので、ちょっと、読んでいただきたいと思って、
メールしました。
ほんとうに、彼女は、大阪よくとらえている。
そう思って、ぜひ読んでいただきたいのです。


続笑い死に行く大阪弁―弱音
〜サンケイ新聞8月1日夕刊より

先日やってきた東京の友達にいきなり
「大阪人は弱音吐かないの?」と聞かれた。

なんのことかと思うと、大阪人が喋っているのを聞いていると、
いつも攻撃的に聞こえるので、
弱いところがないような気がするというのである。

「え?そんなことないですよ。
はぁ、しんど、とか言ってる人おるでしょう?」と私が言うと、
映画の中では聞いたことがあるが、
最近の大阪でそんなこと言ってる人見たこともない、
と断言していた。

大阪人というと
「あかん、もう死にそうや」とか
「もうどうでもええやん」などと
弱音を吐いてる人だらけという感じなのだが、そうでもないらしい。

その原因はなにか?
どうやら喋るときでかい声で弱音を吐くことにあるようだ。
そう言えば、東京の人はみんな
「もうダメだ」とか言う時に確かに声が小さい。

その点、大阪人は弱ってるアピールをするためか
「あかん!もう、めちゃしんどい!」と言いながら叫んでいる。

私の友人はものすごく恐がりなのだが、
お化け屋敷に入って、幽霊役のバイト君に接近し
「きゃあ!恐いやんか!」
と大声で叫んで突き飛ばしたと言っていた。
大阪の女性は恐いからといって
声も出なくなるという現象がないのかもしれない。

その観点から言うと、
東京の人が大阪人が弱音を吐かないと思う感覚も分かる。
なんせ、貧血の子が
「あかん!倒れるわ」とはっきり喋ってから倒れる土地である。

これも喋ってることを聞いてもらわないともったいないと思う、
お喋り好きから発しているのだろうか。
倒れる瞬間まで声の大きい我々は
弱ってるとは思ってもらえないようなので、
ボリュームには気をつけて下さい。

この、文章、大阪人には、おおうけです。
あんまり、おもしろかったので、おすそわけ。失礼しました。

久世芳嗣
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久世様、メールありがとうございました。
毎年夏になると
台湾人の押しの強さに負けそうになる私でございますが、
倒れるときは大声で、前向きに倒れたいと思います。


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2005年8月19日(金)

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