中国って、本当のところどうなの?

第158回
后海で泳いではいけません!

11月頃から前海・后海の水は凍り始め、
12月・1月には大型のアイス・スケート場と化します。
その後、2月下旬になると
水面を覆っていた厚い氷は次第に溶け出します。

また、春節を過ぎた頃になると、
外を歩くだけで肌が痛くなるような
北京の厳しい冬の寒さも少しずつ和らぎ、
日々、春の訪れが近いことを感じることが出来ます。

前海・后海の畔は、
古い北京の町並みの胡同や歴史的な建造物が幾つも残り、
中国人だけでなく、外国人にも人気のエリアです。

先日、肌寒さが残る后海の近辺を散策していると、
違和感を抱く光景に遭遇しました。

后海に面した歴史的な建造物です。
中国の国旗が掲揚されている辺りを
よく観てみてください。

なぜか水着一丁のおじさんが立っています。

すぐ向かいの后海に目をやると、
他にも数人のおじさんたちが
水着で元気に集まっているではないですか。

一人佇むおじさんは、
日向で暖を取っていたのでした。

地元のおじさんたちが
元気に后海での寒中水泳を楽しむ傍らには、
「遊泳禁止」の立て札が空しく立ちつくしていました。

遊泳禁止の立て札など全く意に介さず、
巨大な魚と化した中国人のおじさんたちは
后海を悠々と泳ぎます。
その姿は、どこか神々しくもあります。

北京滞在中の皆さん、
真似をして強制出国にならないよう気をつけましょう。
(って、真似しませんよね)


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2006年3月2日(木)

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