第226回
スウェーデンの長い夜
2005年末の調査によれば、
短期の旅行者・出張者を除くと、
北京には約7万人の外国人が住んでいるといいます。
内訳は韓国人が5万人、
日本人が1万人、インドネシア人が数千人、
その他数千人といった具合です。
北京の外国人の中では、
圧倒的に韓国人の比率が高いのです。
また、インドネシアには華僑が多く、
その子息が中国に留学する例が多いようです。
留学生が多く集まる学園エリアの五道口の街並みは、
リトル・コリアとでもいった具合に
ハングル文字を多く目にします。
多くの飲食店では中国語の他に、
ハングルでの表記が一般的です。
さて、人口900万人という北京より人口の少ない
スウェーデンから中国に来ている
友人のソフィア(第199、200回)ですが、
先日、「スウェーデンの夏のお祭りがある」ということで、
ごく親しい友人だけ招いたホーム・パーティに
声をかけてくれました。
参加したのはスウェーデン人のソフィア、ビクトリア、
ポーランド人のジスティーナ、
中国人のBobby、日本人のTomoと私といった顔ぶれです。
スウェーデンのこの夏のお祭りは、
当地の夏至の時期に開催されるそうです。
夏の最も日が長い頃にとりおこなわれるそうですが、
きっちりと「最も日が長い日」という訳ではないようです。
ソフィアによると、
「このお祭り、必ず金曜日なのよね」とのことです。
お祭りを思う存分楽しむためには、
毎年決まった日ではなく、
週末金曜の夜である方が
都合がいいのでしょう。
北京や上海に留学すると、
「同じ外国人の留学生」というつながりで
様々な国の人々と交流ができます。
せっかく留学するのですから、
アジア人だけでなく、欧米やアフリカなど
様々な地域の人々と親交を深めたいものですね。
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