中国って、本当のところどうなの?

第264回
アートの神も細部に宿る?!

ビジネスの世界では、
その詰めの大切さを語る際に
「神は細部に宿る」といわれることがあります。

アートの世界に関しても、
それは言えるのかもしれません。

以前、798-トイレ・アート(第54回)でも触れましたが、
先鋭アートの発信地である798には、
アート鑑賞者の心をくすぐる仕掛けや作品が
様々なところで目に付きます。

「おや、こんなところにもアートの神がいる」

798を散策する鑑賞者は、
意識的にしろ無意識にしろ、
おそらく何度も繰り返しアートの楽しさ
表現することの歓びを感じることができるはずです。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

798のメイン・ストリートの道沿いに
西洋的な像が置かれています。

この女性の像をよくよく見てみると、
アート心のある人のやんちゃな表現が目に付きます。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

はい、そうです。
裸像の胸に赤いペイントがほどこされているのです。

こうした下品でしょうもない表現は、
万国共通で「うける」ものなのでしょう。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

さて、798スペースを抜けて、
少し歩いていったところにある壁に
またもやアートの神が宿っているのを
感じることが出来ました。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

手書きによるペイントで、
コンピュータの画面のような
カクカクしたドット感で描かれた絵です。

これ単体では面白くもなんともありませんが、
少し先に行くと、これを描いた人の茶目っ気に
思わず噴き出してしまいました。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

そうです、露出狂を描いたものだったのです。。。

他にも、798には沢山のアートを楽しむ心が溢れており、
細部にもアートの神が光臨しているのです。

皆さんも北京で798に行く機会があれば、
こうした細部にもよく目を凝らしてみてください。
アーティスト達と心が響きあう場所が
いくつもあることでしょう。


←前回記事へ

2006年8月7日(月)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ