元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第560回
「貪欲に命を掴みに行く」

十二腸ガンを「切らずに治して10年」の加藤さんは、
いまなお、インターネットを駆使して、
体質改善によい療法、
免疫力アップによい治療法を探しまくっています。
そして、3年ほど前からは、
やはり、ラジウムの強い温泉を
福島の郡山に近い三春温泉にみつけたそうです。
ここには2〜3ヶ月に1回は通って、
入浴と岩盤浴で
細胞の活性化を高めているそうです。

僕はやはり玉川温泉と同じ、
ラジウム温泉の効用を求めて
台湾・台北の北投温泉まで行って
入浴や足湯を楽しんできたことがありますが、
ガンに負けないためには、
「西洋医学が万能だ」
「いや東洋医学が優れている」と
机上の医学論争をするのではなく、
己の命を拾うためには
「時間と労力とお金」を惜しまない――
この貪欲な心がけが一番大事なことだと、
患者になって僕はつくづく思っています。
加藤さんにしても「そうだ、そうだ」と共鳴していました。

別に前向きに生きるとか、己に克つだとか、
命に感謝するだとか
綺麗ごとだけを並べ立てる闘病ではなく、
恥らうことなく「貪欲に命を掴みに行く」――
これがガンに克つ基本だと思います。
 
このコラムでも
「インターネットは命綱」とか、
「仕事は二の次、養生一番」とか、
ガンに克つための患者の心得を
何度も述べてきましたが、
この加藤さんの
「命を拾うためには労を惜しまない姿勢」――
いや、養生そのものを楽しみながらも、
10年間、励んできたこと自体が、
積極的な処世観をもたらし、
またストレス解消にも役立ったのだと思います。


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