元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第696回
スローヘルス懇親会を包んだ「笑いの大爆発」

「希望の小爆発」どころか
「笑いの大爆発」を起こした
7月スローヘルス懇親会――
患者さんたちが公表した養生体験告白の話の続きです。

2番目に登壇したのは、
このコラムでまえに紹介した、
長崎の「御湯かみさし温泉」に養生に行って、
大露天風呂でクロール泳ぎを楽しんできたという、
女性のA・Oさんの痛快な養生談です。

Aさんは、1年半ほど前に、
抗ガン剤の副作用に驚いて、
病院を逃げ出してきた人ですが、
子宮体ガンと卵巣ガンの手術にもめげず、
退院後は玄米菜食法でメキメキ回復して、
いまとても元気な人なのです。

「ときどきウナギやお肉を食べたりして、
 12キロ減った体重も元に戻りそうなのですが、
 お陰で仕事も上手くやっていますし、
 先月はゴルフコンペで優勝してしまいました。

 最近、凝っているのは、
 長崎の蝶々さんこと、松本さんに紹介された、
 「御湯かみさし温泉」のまんじゅう蒸し療法です。
 穴あきの椅子に腰掛けて、
 オマタから蒸気を浴びますと、
 本当に“お姫様”が
 ほーっと温かくなるのが分かりますよ。

 私の父にも教えたら、
 先日もこの温泉に3泊もして帰ってこないのです。
 男性の場合はキン冷法というのがあるくらいですから、
 あまり暖めるのはよいとは思わないのですが、
 気持ちがよいというのですから
 おかしいですよね。ハッハハ」
と、豪快に喋ってくれたのですが、
あまりの天真爛漫な体験談に
会場全体が「爆笑のエネルギー」に包まれました。

会場の最前列にいた帯津医師も、
土屋医師も笑い転げておりました。
医師と患者のさりげないコミュニケーションとは
こうした「命の小爆発」の場にあるのでしょう。
これでは、さすがの陰気な“ガン玉”も
逃げ出しそうですね。


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