元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1142回
病院の「Cure(治療)& Care(世話)」

患者にとって理想の病院とは何でしょうか?
もちろん、キュアとケア(Cure&Care)
の両輪が揃っている環境場でしょう。
Cure=治療、療法
Care=世話、看護・・・
といった意味ですが、
僕たちは、そうしたキュアとケア
(Cure&Care)の揃った病院を
「スローヘルス」(ゆったり健康法)の
理想の病院としているわけです。
しかし、3分間治療とマニュアル治療が横行する、
いまの日本の保険医療体制の中では
なかなか探すのが難しいものですね。

まえに、このコラムで、
「国境を越えて「病院」が変わる」
「病院は臓器工場にあらず「患者の家」だ」
と題して、中国・広東省の珠海市にある、
「スローヘルス」な
ガン専門病院を紹介しました。

珠海・振国腫瘍康復医院といって、
経済開発区のメッカである珠海市の海岸に面した、
とても風景のよい場所にあります。
経営しているのは漢方複合薬・天仙液の開発者・
王振国さんという
ガンの中西結合治療では
指導者的な存在の漢方医です。

Cure(治療)の面から見れば、
とくに末期ガンの患者に、
王医師の開発した漢方複合薬の
「大量投与療法」、
さらに漢方生薬成分を精製した点滴液の
「静脈注射療法」という
独特の治療法を施して、
多くの末期ガンの患者から
注目を集めているのですが、
Care(世話)の面から見ても、
日本の病院では考えられないシステムを
敷いているというので、
日本の統合医療の第一人者である
帯津良一博士と、香港から高速艇で1時間、
この病院を視察してきたわけです。
(注・この注射療法は中国国内でしか許されないものです)

病院についての詳細は、
まえのコラム記事を見てほしいのですが、
先日、その病院に3ヶ月入院して、
元気になって戻ってきた、
日本人の患者さんに東京でお会いしました。
山梨県甲府の病院で
「肺ガン末期、余命3ヶ月」と宣告された、
龍門友衛(リュウモントモエ)さん(56)という男性です。


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2005年10月12日(水)

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