礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第166回
今、私が心から伝えたいこと「国、人種、枠を超えたマナーを」

前々回より、
「マナーに対する考え方、そしてこれからの日本人とマナー意識」
をテーマに3回に分けて書かせて頂いております。
今回はその最終回となります。

私は来年出版予定の
幕末の偉人たちに学ぶ日本人のマナー
というテーマでの本の執筆準備に入っています。

今、日本はまさに
当時の日本誕生期を彷彿させるような時代にあります。

昨年、私が中国でマナーの講演を行ったとき、
3日間でのべ1000名の
中国人の皆さんの素直さに感銘を受けました。

年代はお子さまから学生、社会人、
60代、70代の年輩の方もいらして下さいました。

そして皆さんが日本人である
私のマナー論に真剣に耳を傾け、
良い表情で聞いてくださる。

自分たちと異なる習慣、
文化を素直に受け入れ、
これからの中国という国作りのために
学ぶ姿勢に大変感銘を受けました。

日本では、しかめっ面で腕を組みながら
人の話しを聞く人が大変多い。

このままだと日本はマナーという
相手の立場を考え思いやるという精神面で
国際社会においてますます取り残されていくな、
という危機感を感じざるを得ません。

もともとの日本人は相手に対する思いやりをもち、
異文化を素直に受け入れる民族です。

それを一時期は
『猿真似』と言われたこともあるようです。
しかし、時代は進化します。

本来の日本人の良さを生かしつつ、
国際社会において
スマートな振る舞いができる私たちでありたい
と心からそう願っています。

そして、最終的には国や
○○人という枠を超えて、
みんなが同じ人間同士として
トラブルのない理解し合える社会がくることを願って、
このマナーをこれからもお伝えしてまいりたいと思います。

皆さん、いつも大変ありがとうございます。


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2009年12月17日(木)

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