「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第772
カモメ翔ぶ翔ぶメルボルン

この原稿を書いている今は6月17日水曜日の22時。
18日の当コラムは
第三回「下町を食べる会」の案内の予定だった。
Qさん編集部にはすでに原稿を送ってあるし、
応募要項の手配もお願いした。

でもやっぱりダメなんですなァ、
一日空いてしまうのがもどかしく、
つい先ほどまでの豪州戦を看過できなかった。
それにしても開始直後の、
あのカモメの群れはいったい何でしょうね。

さて、最初に再びTV朝日に苦言。
先日も文句を言わせてもらったけれど、
ゴールシーンのリプレイはボールが落ち着いてからでも
ちっとも遅くはないんですよ(766回参照)。
またもや敵の逆襲からCKに至るまでを見逃しちまった。

1−2の逆転負けもゲーム自体はけっして悪くなかった。
試合に勝って勝負に負けたというのが当たっている。
とにかく中沢・俊輔・遠藤の不在はカバーのしようがない。
松井をジックリ見れたのだけが、ささやかなプレゼントだ。

この試合で岡田監督は3人の選手を
もう使えねえナと思ったことだろう。
闘争心のカケラなく、セットプレイの球筋を読めない阿部。
どう動いたらよいのか判らず、右往左往するだけの橋本。
相手ゴール前のシュートチャンスを
みすみす逃してパスするだけの今野。

3人の共通点は自信の欠如。
あんなにおどおどした眼をしている選手は
絶好機に必ず外すし、ピンチには確実にヤラレる。
それがサッカーというものだ。

松井を見てごらんなさい。
自信に満ちている選手はクールなくらいに
涼やかな眼をしてるでしょ。
俊輔しかり、昔の中田英しかり、小野伸二もそうだった。
腐ったサカナは眼で判り、駄目な選手も眼で判る。
自信無きものがピッチの上に立っていてはいけない。
もっとも昨夜は代えようにもスペアがいないのが実情。

基本的にキック&ラッシュの原始的なサッカーしか
できなかったオーストラリアに
FKとCKで2点取られたのはツラい。
日本の長所の走力&持久力も
セットプレイでは使いようがない。
選手たちはよく走れていただけに残念だった。

相手の1点目はたまたま闘莉王のワンタッチが
ケーヒルの頭に跳ね返っただけ。
2点目も走り込んだらボールが抜けて来たという感じ。
彼にしてみれば、盆と正月が一緒に来たようなもの。
あのまま1−0で終わるはずはないから
1−1の引き分けを期待したものの、それもはかない夢。
だが、1−2ならスコアレスの0−0よりはマシだ。

負け惜しみではなく、J.C.は
日本のほうがよい(強い)チームだと信じて疑わない。
なぜか?
豪州が、たとえばイングランドと3度戦うとしよう。
おそらく、いや、かなりの確率で1勝もできないはずだ。
それが日本なら1つくらい勝てそうな気がするのだ。
豪州のサッカーより日本のサッカーのほうが
魅力的であることに、疑いの余地はない。
日本代表の頭上には一筋の光が差し込んでいる。
それを頼りにこれからも彼らを見守り続けていたい。

 
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2009年6月18日(木)

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