第957回
岡チャンにまたキレたオカちゃん
中1日空いてしまったが半月前の第943回に引き続き、
またまたサッカーネタで岡田ジャパン。
最初に第943回「堪忍袋の緒がプッツン」の
一部を引用させていただく。
冬季五輪をよそにサッカーの東アジア選手権が終わった。
最初に声を大にして一言、「ああ、情けなや!」。
岡チャンに監督をやらせるくらいなら、
オカちゃんのほうがまだマシだぞ!
今からでも遅くはない、オシムよ帰れ、日本に!
数名の読者の方からオカちゃんって誰だ?
という想定外のご質問。
9割以上の読者はお判りだろうが
何を隠そう、このオカちゃんなる人物は
J.C.オカザワ、その人であります。
(今、なあ〜んだ!ってボヤいた人は幸薄い人)
さっそく一昨日のバーレーン戦を振り返ってみたい。
この一戦は自宅ではなくスポーツバーで観た。
19時のキックオフに合わせて18時過ぎから
東上野の「P」で腹ごしらえに軽い食事を取ったが
ここの料理の不味いこと、まずいこと。
コンビニ育ちの若者向けにすべてが化調まみれ。
特等席を用意してくれた店側に
飲みものだけでは悪いと気を使って墓穴を掘ったカタチ。
先発メンバーは闘莉王以外、満足のいく顔ぶれ。
その中に松井の名前を見つけてほくそ笑んだ。
フィギュア界の浅田真央・高橋大輔の2人に松井を加えて
J.C.は夢の“お楽しませトリオ”と呼んでいる。
あるいは高橋&松井で“黄金のダブル大輔”とも。
去年、不振を極めたレッドソックスの松坂が
ここに復活を成し遂げれば、
トリプルアクセルならぬ“トリプル大輔”の完成である。
今の代表でワクワクさせてくれるのは松井大輔のみ。
なぜか?
彼がボールを持つと次に何が起こるか判らないからだ。
サッカーにとって意外性は大きな魅力で
観客が予側困難ならば、相手DFにとっても同じこと。
持って生まれたセンスの成せる業だろうが
欧州を渡り歩いて培った豊富な引き出しと
卓抜した発想の賜物と言うほかはない。
紙面に限りがあるのでポイントだけを指摘したい。
一昨夜のゲームは勝つには勝ったが
役者が揃ったワリにやや凡庸。
松井の対GK1対1と岡崎のループが決まって
4−0でタイムアップの笛を聞きたかった。
さすれば前後半ともに間延び感がだいぶ薄れたハズだ。
さて、さて、問題の岡チャンである。
オカちゃんが岡チャンにモノ申す。
早いとこ闘莉王の代替を試しておかないとヤバいぞ。
岡崎をフルに使うなら、なぜ森本をフルで使わぬ。
せめて後半のアタマから森本でしょうに。
残り24分の投入では遅きに失するもいいところ。
しかも引っ込めるのは松井じゃなくて岡崎だろうが!
日本代表にとって魔の時間帯は後半の後半。
日本国民のトラウマにもなっているくらいだ。
この弱点を補う救世主の可能性を秘める松井を下げて
岡チャンはいったい何を考えているのだろう。
一番苦しい時間に一瞬で空気を変えられるのは
俊輔でもなければ遠藤でもない、松井だけである。
その松井がどんなふうに最終盤を乗り切るのか?
はたして彼の持久力はそこまで続くものなのか?
本番前に見極めて置かねばならぬ最重要課題だと思うが・・・。
ヒイキの引き倒しで、我ながらちょっとホメすぎの感否めず。
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