「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第1125回
筆冴えわたる金ピカ先生

合格請負人・金ピカ先生のブログを愛読している。
来年には還暦を迎えるのにまだまだ元気、
健筆も冴えまくっている。
最近では尖閣諸島問題を論じた「こんな日本に誰がした」、
小沢一郎強制起訴に反応する一部の民主党議員を断じた
「21世紀の魔女狩り(witch hunt)」を興味深く読んだ。

政治ネタ以外では意外なことに食べものネタが多い。
直近は米沢ラーメンの「あいづや」を紹介している。
J.C.はこの店を訪れたことがない。
だが、米沢ラーメンはとても好きだ。
醤油スープに中細ちぢれ麺の組合せが東京ラーメンにも似て
ご当地ラーメンに惹かれぬ身には数少ない例外と言える。

もう30年以上も前、店名も覚えていないけれど、
米沢市内は上杉神社近くの中華そば屋でのこと。
部活帰りの男子生徒が3人、ドヤドヤと入店してきて
「ガクチュウ3つ!」の注文。
何だ! ガクチュウって?
どう見ても中学生には目えぬ連中だったが
中学生用の中華そばか、それとも炒飯か、
特別メニューでもあるのだろうか。

疑問はすぐに氷解。
ガクチュウは学生中華の略だった。
通常の中華そばから焼き豚を抜く代わりに
麺の量が倍増で値段は据え置き。
確か200円かそこいらだったような記憶がある。
何とも現実的にして親切な計らいのような気がして
その店にも米沢という町にも好印象を抱いたことを覚えている。

米沢ラーメンの1ヶ月ほど前には
冷やし中華発祥の店として世に知られる
仙台の北京料理店「龍亭」を紹介していた。
わが友・金ピカは8年ぶりに再訪したらしい。
J.C.が訪れたのは2005年9月だ。
もう5年も経つが8年前と味が変わらないと
金ピカが豪語するので、当時の体験を取り上げる。

名代の冷やし中華は涼拌麺と称して
醤油ダレと胡麻ダレの2種類。
同行者と分け合い、食べ比べるとどちらも花マルだ。
醤油のほうはまろやかにして酢の当たりも軟らかい。
本来は好まぬ胡麻のほうもおいしく食べられた。
レモンの風味がさわやかで胡麻との相性のよさが意外。
皮がペタンとかぶさった感じの餃子もユニークでグッド。
東京では神保町の「揚子江菜館」が
冷やし中華の元祖を自称するものの、
「龍亭」には遠く遠く、さらに遠く及ばない。

仙台つながりで最近届いたメールのことを思い出した。
「家元のおっしゃる通り!」(第1121回)で
歩道を疾走する自転車の弊害を取り上げたのだが
それに賛同した埼玉在住のD本さんからのものだ。
面白いのでご覧にいれよう。

地デジの普及より、歩道は自転車禁止を啓蒙して欲しいですね。
でも、「急ぐんだったっら、車道を走んなさいよ」と言って
喧嘩になりませんか?
先日の仙台出張で生意気な自転車外人を追いかけて
スーパーで散々罵ったら、「ファック!」だって。
「ヤンキー、ゴー・ホーム」と言いそうになり、抑えましたが。

ハハハハ、愉快な方だ。
ところでご懸念の喧嘩云々ですが、まず喧嘩にはなりません。
相手がヤクザまがいでも、見ようによっちゃ、
こっちもヤクザ顔負けですからね。

【本日の店舗紹介】
「龍亭」
 宮城県仙台市青葉区錦町1-2-10
 022-221-6377


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2010年10月27日(水)

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