ガンを切らずに10年延命-関根 進

ベストセラー「ガンを切らずに10年延命」の著者
(元・週刊ポスト編集長)再開・新連載!

第35
3大療法以外の選択はどうする?

いま、「手術」に続いて「抗ガン剤」「放射線」が
三大ガン療法と呼ばれ、いまだこれが主流です。

この
三大ガン療法以外の選択についてはどうでしょうか。

●免疫療法

「切る」「叩く」「焼く」の局部を取り除く「3大療法」の次に、
いま代替療法の主流になりつつあるのが、
第4の療法といわれる「免疫療法」です。
免疫療法は人間のもつ免疫力(自然治癒力)を強化して
治療するという療法。
その種類は方法によって
・ガンペプチド、樹状細胞など「ワクチンによる免疫療法」
・レンチナン、クレスチンなど「免疫賦活剤による免疫療法」
・インターフェロンなど「サイトカインによる免疫療法」
・活性化自己リンパ球療法など「免疫細胞による免疫療法」
・刺絡療法など「自律神経免疫療法」――、と各種ある。

特徴は「特定の抗原を持つ細胞だけを選択的に攻撃する」ために、
正常な細胞には理論的にはダメージを与えないところですが、
理論基盤や評価はまちまち、
医療保険が使えないこともあって、
高額なものもあり、僕は、使っていません。

こうした「先端医学的な免疫療法」 のほか、
サプリメントなどの健康食品および
食生活の改善で免疫力を高める方法や、
鍼灸やアロマテラピーやマッサージなどの東洋医学的な方法、
心理療法など「伝統療法的な治療」も免疫療法に分類されますが、
僕はこちらの方が「ホリスティック」で
「自然な養生法に近い」発想だと思って、愛用、愛飲して来ました。

●心理療法
心理療法は、薬や手術などによって治療するものではありません。
一般には、癒し、ヒーリングなどと呼ばれますが、
いわば「心のデトックス(毒出し)」です。
催眠や暗示、そして精神分析などの
心理的な技術、さらに専門家によるカウンセリングを通じて
精神的な働きかけを行い心の問題の解決から解決する療法。
ただ、帯津三敬病院では「サイモントン療法」という
心理療法に理解が深く、
入院中も、看護部長のTさんから教えてもらい、
ちょっと勉強しました。
患者自身が「生きる力を生み出す喜び」を見つけることによって
ストレスを解消するイメージ療法であること、
アメリカの心理社会腫瘍学の権威カール・サイモントン博士が
開発したことなどは勉強しました。

また、僕たちのスローヘルス研究会のお仲間に、
女優の宮崎ますみさんがおられますが、
いまは、ヒプノセラピー[催眠療法]の研究所を開いており、
さらに岩手の食生活アドバイザーの鈴木美感子さんは、
患者の「選んだ色でカウンセリングするシンボリックセラピ―」
といった心理療法を指導しているので、
女性の間で、とくに心理療法の分野が人気になっていることは、
よく知っています。

ただし、僕の場合、子どもの頃から、
クリスチャン家庭で育ちましたから、
取り立てて、宗教臭いカウンセリングや精神分析を受けることは
かえって人為的で嫌いでした。

また、主治医の帯津良一医師が、治療の基本は心にあり。
身体性のみならず、霊性、精神性も含めて、人間丸ごとの生命場で
ガンは「直感的戦略」に基づいて続けよう、
日々、心ときめくことが快癒のヒケツだ――というわけですから、
実際に、僕は心理療法など受けていません。
むしろ、後に触れますが、
東洋系の仏教や道教の座禅・内観の方が、
呼吸法(気功)と合わせて使うと
日々、自然に喜びのイメージアップが図れると思って、
散歩や入浴の時に励行しています。

●ホメオパシー
この人間の精神性と自然治癒力に着眼した、
ホメオパシーもいわば心理カウンセリング療法です。
帯津良一院長が、
ホリスティック療法の最たるものだと盛んに推進しており、
僕も、今回、「胃ガン原発、肝臓ガン転移、膵臓ガン疑惑」という、
「末期ガン症状」に対応する、新たな療法として、直感的に選択。
心理的に安定するのは助かっています。(*第25回参照)

 


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2010年12月28日(火)

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