中国古陶磁器 そのロマンを求めて-天青庵

単なる美術品ではございません

第69回
小休止

前回「何故に中国株の長期投資は難しいか」
という話をしましたが、
今回はその結論と私が考える比較的安定して儲かる
投資法についての書いてみたいと思います。

まず、同一銘柄の長期保有投資については、
非常に運に左右されますので、
これを完全に否定する事から始まります。

何も考えずたまたま選んだ一つの企業が
偶然中国の一流企業に育つ可能性を否定するのです。

つまり、将来のホンダやソニーを探せるという
幻影を捨て去る事から投資のスタートをきる訳です。

何故かと言えば『時代が違う』からです。
今の中国は日本の60年代などではなく、
やはり今は2008年なのです。

この激戦の時代に、小さい会社から始まって、
中国全土を制するような大企業に育つ企業を探し当てることは、
鳥取砂丘に落としたコンタクトレンズを見つけるのと同じぐらい
難しい作業となります。

まず、それは諦めます。
当たれば大きいですが、まず当てられませんから諦めます。
Qさんの言うように
たまたまその企業の社長でもなければ無理な話だと、
時価総額の小さいそういう企業の株は宝くじ感覚で
少し買い完全に放っておく程度にします。

また俗に言う「優良銘柄」を長期ホールドしても、
確実に儲かる訳ではありません。
特にその時々において人気のある銘柄を買ってしまえば、
その時がその企業の頂点である確率は案外高いものなのです。

企業と言うものには、
大きく成長できる期間というものが存在します。
ヤマダ電機も今から買えば、
そんなに成長余地はないでしょう。

中国H株に大きなブームが来た
2003年頃に注目されていた企業に限って、
株価がその当時のまま足踏みしているものが多いのです。

そして既に大きくなった企業は、
伸びるにも限界がある訳です。
倍々増益なんて続けられても3年が限度だという事です。

では、我々ごく一般の投資家はどうするのが
比較的効率よく投資利益をあげられるのか?

これについては私の中ではすでに正解が出ているのですが、
すでに書くスペースがなくなったので、次回に書きます。

 
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2008年3月19日(水)

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