弁護士・高島秀行さんが紹介する
事前に備える賢い法律利用方法

第579回
8年間でのアクセスbPコラムは?

hiQの連載が、8周年を迎えたそうです。

最初から執筆させていただいている僕のコラムも、
「大学では教えない、でも役に立つやさしい法律講座」
「訴えられたらどうする?」「資産を守り残す法律」
内容に変遷はありましたが、8年間何とか続いています。
「訴えられたらどうする?」は、おかげさまで本になりました。

さて、編集部と話し合って、hiQ8周年記念ということで、
8年間で、アクセス数が一番多いコラムは何かを、
各執筆者について、発表することにしました。

そこで、8年間の各コラムのアクセス数を調べたところ、
以下のとおりになりました。 
第3位は、第374回「不倫は誘われても加害者です」
第2位は、第412回「株の買値が安すぎる」
栄えある第1位は、
第380回「上半期アクセスbPのコラムは?」でした。

法律に関する内容でないコラムが、
8年間書いたコラムの中で、
みなさんに一番関心を持ってもらったとは、
法律の専門家としては、ちょっと情けない結果です。

そこで、このコラムを除くと、
第1位、第412回「株の買値が安すぎる」
第2位、第374回「不倫は誘われても加害者です」
第3位、第408回「有名音楽プロデューサーの詐欺の原因は」
となります。

内容が、株、男と女、芸能となっています。
これらは全て2008年のコラムでした。
ちなみに、次点が、
今年の第561回「スケベ心で大変な被害に」でした。

「株の買値が安すぎる」
レックスホールディングの裁判は、
株主勝訴の高裁判決が出たのでコラムで取り上げました。
その後コラムには書きませんでしたが、最高裁判決が出ています。
最高裁判決は、高裁判決を支持しました。
やはり、会社が提示した株の買値は安過ぎたようです。

「有名音楽プロデューサーの詐欺の原因は」
音楽プロデューサーは、コラムを書いたときは
逮捕されたばかりで大きく騒がれましたが、
その後、代わりにお金を出してくれた人がいて
被害弁償ができたようで、執行猶予付有罪判決を受け、
今は、音楽活動をしているようです。
当時の新聞報道などによれば、5億円の詐欺ですからね。
よくお金を出してくれる人がいたと思います。

「不倫は誘われても加害者です」は、
特定の事件を取り上げたものではありません。
特に積極的に取り扱っているわけではありませんが、
不倫や男女問題に絡んだ相談や依頼は、結構多いです。

邱さんが、hiQを続ける限り、このコラムで、
みなさんに法律に関する情報提供をしていきたいと思います。


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2010年8月26日(木)

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