Something Great

2010年も今日で最後になりました。

1年を通して色々な事件や報道がありましたが、
毎年寺社仏閣巡りを楽しんでいる身からすると
今年はいつになく、寺社仏閣への参拝者がふえた印象を受けました。
「苦しいときの神頼み」という言葉もありますので、
それだけ日々の生活に苦しさを感じる人が
ふえているのかもしれません。

そう感じる一方で、
何か別のムーブメントが生まれているような気もします。
今年の秋、今どきのカッコをした茶髪の若いカップルが
伊勢神宮の鳥居に入る前に一礼したのを見たときは、
すごいなあ〜とちょっとビックリしたのです。
今、お笑い芸人がパワースポット紹介と言って
各地の神社や参拝作法をテレビで伝えていたりするので
その影響かもしれませんが、
今の10代、20代の人たちは頭で考えずにパッと何かを感じとって
その足で何気なくお参りに来ているのかもしれません。

石川県の能登半島には年の暮れに
「あえのこと」という
目には見えない神様を自分の家でおもてなしして
豊作を願う風習があります。
神様をお風呂までご案内したり、
座布団を用意したり、お食事をすすめたりと、
神様が寝所でお休みになるまで、
その家の当主が正装でお世話をします。
こうした事柄は迷信だとか、
バカげていると考えられることも多いようですが、
廃れていくのは惜しい風習だと思います。

近ごろはテレビでも
○○には恋愛の神様かいるとか、金運の神様だとか、
ご利益を説明していますが、
神様と呼ばれているものって一体何だろう?と考えてみると
私はそれは、地球を取り囲む、
宇宙を含めた森羅万象のことではないかと最近思います。

あのアインシュタインも
この世界には他に何と呼んでいいのか分からない、
理論でも説明がつかない偉大な何かが存在すると語っています。
アインシュタインはそれを「Something Great」と称しましたが
多分それが神様と呼ばれているもの、という気がします。
人間も自然界の一部ですから
日ごろ忙しい現代人も
たまにはそういうことを思い起こしてみるのも
良いのではと思います。

そういう意味では多くの人がお正月に初詣に行くのも
習慣的にというのも当然あるでしょうが、
年が改まると何か本能的に
「行っとこうかな」と気持ちになるせいもしれませんね。

本年も「ハイハイQさんQさんデス」をご愛読いただき
誠にありがとうございました。
来年も引き続きご愛読下さいますよう、
よろしくお願い申し上げます。

2010年12月31日(金) hiQ編集部 M


hiQグランプリ2010

ハイQ読者の皆様、
今年も残すところあと2日となりました。
皆様にとって今年1年はどんな年でしたでしょうか。

本日はもはや年末の恒例となりました「hiQグランプリ2010」
を発表させて頂きます。

このグランプリは各コラム別の今年1年、
最もアクセス数の多かった回をご紹介する
というものでございます。

では今年のコラム別、トップアクセス回を挙げていきます。


◆もしもしQさんQさんよ
第3701回 中国ではじめて出会った成長株

◆ハイハイQさんQさんデス
第2684回 光さんからのQ(質問):Qさんの経済未来予想図

◆[末期ガン]と向き合う!
第29回 あなおかし 株が急騰 こりゃ死なれんナァ〜

◆資産を守り残す法律
第561回 スケベ心で大変な被害に

◆中国ビジネスのススメ
第1141回 大丈夫か?上海万博

◆脳とからだの健康方程式
第69回 くも膜下出血を予防するには

◆食べる歓び
第1013回 「蛍」の光に誘われて(その1)

◆失敗の中にノウハウあり
耐えることは実に実に難しい

◆中国投資の羅針盤
第5回 通貨と株価の切っても切れない関係

◆夜の銀座をご存知?
第28回 成功者は悪い時の過し方が違う

◆成功の都「成都」からの便り
第187回 原宿でqs coffeeをどうぞ

◆絶世美人便り

第120回 北京に金持ちが多いワケ

◆云南珈琲のすすめ
第23回 邱公館の苗作り〜其の三〜

以上のようになりました。

今年はオリンピックに上海万博、そしてサッカーW杯と
世界に影響を与える大きなイベントが目白押しでした。
一方で年末に入ってから尖閣の問題が起こるなど、
日中関係のあり方について
考えさせられる出来事も起っております。

国内経済の面ではリーマンショック以降落ち込んでいた景気が
上半期には持ち直しの方向に向かいましたが、
下半期に入って"足踏み"の状態になり、
まだまだ回復には長い道のりがありそうです。

来年は万博という大きな節目を乗り越えた中国がどうなるか。
皆様と共に見て行きたいと思っております。

ハイQ読者の皆様、
2010年もハイハイQさんQさんデスをご愛顧頂き、
誠に有難うございました。

どうぞ、皆様がよいお年をお迎え下さいますよう
編集部一同心からお祈りいたします。

次回の編集後記の更新は2011年の1月1日元日です。

2010年12月29日(水) hiQ編集部 K


年末温泉ツアー 〜伊香保編1〜

毎年、年末になると友人たちと一緒に行っている温泉ツアーですが
今年はみなスケジュールが合わず、
行き先もなかなか決まらなかったのですが
なんとか日程を合わせて、
近場の群馬県は伊香保温泉まで行ってきました。

いつものように安直な旅ではありますが
今回は伊香保の温泉満喫と
近くの榛名湖、榛名神社へ行くのが目的です。

高崎から路線バスで揺られること1時間
まず向かった先は榛名山の神を祀る神社で
最近ではパワースポットとしても有名な榛名神社。

神社入り口から約700メートルある清流沿いに続く参道は
とてつもなく大きな杉の木が茂っています。
雨上がりだったためか、杉の木から湯気が立っていて
まさに気が呼吸しているのをまじまじと観察できました。

巨岩奇岩の中に佇む本殿に参拝をして
水に濡らすと文字の浮き出るおみくじを引いて
まさにマイナスイオンたっぷりの中で
身も心も洗われた気がしました。

参拝を終えて、またバスに乗り近くの榛名湖へ。
榛名湖も時期が時期だけに人っ子ひとりいないような静けさ。
湖の周りを歩いて、榛名山のシンボル的存在である
榛名富士(1391m)へロープウェーで登ります。
富士というだけあって山容は富士山を思わせるなだらかな美しさです。

山頂に着くと、ものすごい眺め・・・絶景です。
雲に近い高さから、谷川岳や赤城山、
さらに富士山や筑波山、関東平野が見渡せる360度の大パノラマ。

自分たち以外に誰もいませんから、頂上を独り占めの気分です。
さらに階段を少し上るとここにも小さな神社、榛名山神社があります。
古くから縁結び・安産の神として信仰され、
かつての山開きの日には参拝者が列をなしたと
立て札に書いてありました。

そこからまたバス30分、伊香保温泉まで向かいました。

つづく

2010年12月27日(月) hiQ編集部 D


旅先のクリスマス

今年もクリスマスがやってきました。

昨年に比べると、曜日の並びもいいせいか、
都内の高級ホテルは満室、
プレゼントの予算も昨年よりアップしているそうです。

日本ではカップルで過ごす日となっている感がありますが
もともとはキリストの降誕祭ということで
キリスト教圏では家族が集まる日です。
確か、沢木耕太郎の「深夜特急」に
旅人が一番寂しさを感じるのはクリスマスだ、
という記述がありましたが、
人によっては強く孤独を感じる日でもあります。

私が旅人としてクリスマスを過ごしたのは一度だけで
イスラム教圏のトルコに滞在中のことでした。
当然と言えば当然ですが、クリスマスを祝う空気は特になく
ちょうどラマダン(断食月)の時期にあたっていたので
今までの人生で一番
クリスマスの賑わいから遠い日々でした。

その時、トルコの旅のアレンジを通して仲良くなった
現地の旅行代理店の女性から
ラマダン明けの食事に誘われて、
彼女のお母さんの作るトルコ料理をご馳走になりました。
塩漬けのオリーブ、パン、卵料理、野菜の煮物などがのった、
大きなお盆を皆で輪になって囲んで静かに食べました。

その家の人は皆とても真面目に、
敬虔にラマダンを迎えているのが分かって
自分たちの信仰する宗教への真摯さが
私のような異国人にも感じられました。
一度その真剣さを知ってしまうと、
そういう人たちに対して、
例えばイスラム教をバカにする行動をとったり
アラーの教えに異を唱えたりするのは
やはり憚られるし、危険でもあるし、
とても慎重にならないといけないと肌で感じました。

何だか不思議なことですが、
この時クリスマスにイスラム教に触れた体験が
以来私が宗教というものを考える時、
心に浮かべるイメージとなりました。

日本のクリスマスは多くの人にとって
宗教を抜きにした楽しいイベントになっています。
由来はどうあれ、大切な人を思い出したり
会って食事をしたりする良い機会ですね。
私もささやかなプレゼントを片手に
今夜は食事に出かける予定です。
皆さまもどうぞ暖かくして行ってらっしゃいませ。

2010年12月24日(金) hiQ編集部 M


「カード現金化します」が禁止に?

「あなたのカードのショッピング枠を現金化します!」
街の電柱にこの様な広告ビラが貼られている事を
よく目にしますが、
聞いたこともない業者の名前と問い合わせ先の電話番号が
何故か携帯の電話番号になっており、
一見して怪しげな雰囲気が感じられます。

もう十数年もこの様な広告を街で見かけましたが、
「これは規制されないのだろうか?」と思って見てきました。

ようやくといいますか、
今月の20日になって警視庁がこうした
クレジットカードのショッピング枠を現金化する業者を
「貸金業者」とみなし、ヤミ金と同様に違法な無登録業者として
取り締まる方向を発表しました。

現金化の業者はお客のクレジットカードで
ごく小額の商品に高額な値をつけ、
利用者がこの商品を購入したということに仕立てて、
その差額を客に貸し、
さらに月に10%から20%の利率の手数料をもらっていました。

グレーゾーン金利の撤廃で
貸し金業が苦しい経営状況に追い込まれ、
それによって多重債務者はお金の借り先を失い、
ついにはヤミ金に手を出すケースも増加しているようです。

さらに今回のカードのショッピング枠現金化は
今年の6月に年収の3分の1以上の借し出しを禁止する
「総量規制」が施行されたことにより、
残された「ショッピング枠の現金化」に走る
債務者の行動に拍車をかけたようで、
「借金を借金で返済」していた自転車操業状態の方々は
自己破産に追い込まれています。

街のいたるところに街金の看板がある日本では
高金利でお金を借りてしまうことに対する抑制心が
希薄な気がしてなりません。

2010年12月22日(水) hiQ編集部 K


大掃除の季節です

師走も後半戦、みなさんもこの時期は来年に向けて
大掃除のことが頭をよぎるのではないでしょうか。

私もクリスマス頃になると、
大掃除をして部屋を綺麗に片付けたいと思う1人ですが、
毎年そう思う割には大掃除とまではいかずに、
ザッと片付けて終了となってしまっています。

本屋に行くと、風水に絡めた掃除や収納などを
紹介している本がいっぱいありますが、
荷物で溢れた自宅の部屋を見て、今年こそはと思い、
そんな片付けに関する本をいくつか読んで
掃除のコツの知識を入れました。

本当かどうかはわかりませんが、風水的に見ても
物の捨て方がうまい人ほど「運のいい人」になるそうです。
簡単に言えば、物を捨てる=悪運も捨てるということで
必要のない物、使わない物などを
溜め込まないのが重要なんだそうです。
確かにチェックしていくと
自分がいかに不要な物の中で暮らしていたかがわかります。

風水というとインテリアなどを
どこに置くかというようなことがクローズアップされがちですが、
実際には「不要な物は処分し、残す物は正しい方法で収納する」
というのが、何よりも大切なことなんだそうです。

本にも紹介されていましたが
「溜め込まないで、どれだけシンプルな空間の中で
いかに豊かにく暮らすか」ということを目指して、
部屋を片付けてみようかと思います。

今年の汚れは今年のうちに・・・ですが、
やはり気合を入れて大掃除!と思うよりは、
当り前ですが、毎日少しづつ、
1分でもいいから片付ける癖を身につけていった方が、
ずっと楽でいいかもしれませんね。

2010年12月20日(月) hiQ編集部 D


年内のお届け、お急ぎ下さい

「邱永漢の実務手帖」は
おかげさまで毎日たくさんのお申込みをいただいており、
在庫がもうこれだけ??という状態です。
皆さまのおかげで昨年を上回るハイペースでの
出荷が続いています。

先日、いまニュース解説で話題の池上彰さんが
"理想の手帖"として
1日を時間で区切って書き込める手帳を
おすすめされていました。
それを聞いて、やはりバリバリ仕事をする忙しい方は
同じ発想をするんだなあと、改めて感じ入ると共に
池上彰さんに一言、
「それなら実務手帖は
もう30年も前からそのスタイルですヨ!」
とお伝えしたいとテレビの前でジリジリしてしまいました。
やはり年末が近づくと皆さん
来年の手帖を思い浮かべるのか、
駆け込みのお申込みもふえてきたように思います。

その際、 クレジットカード決済でのお申込みであれば
即日発送が可能なのですが、
銀行振込、郵便振替ですと
入金確認後の発送になるため
1〜3日ほどお時間をいただくことになります。
特に郵便振替の場合、
着金の知らせが届くのに3日くらいかかることが多いです。

来週は祝日もございますので、
年内に手帖をお受取りになりたい方には
早めのお申込み・ご入金をおすすめいたします。
実務手帖は本年11月からの書き込みが出来ますので、
届いたその日から、めいいっぱいご活用いただけます。
在庫は少なくなってきておりますので、
ご入用の方はどうぞお早めに!

【邱永漢の実務手帖 - こちらから直接お求めいただけます!】

冊数 1〜29冊まで:



お金でお金の後を追うな。
アジアに戻って
みんなで付加価値を
つくり出して分け合おう。
違う世界が見えてきますよ。
(邱永漢)


主な内容

・手帖本体
・差し替え式アドレス帖
・特製カバー(黒)
・各種資料

作製 邱永漢
発行 牧野出版
定価 1,000円(税込)

2010年12月17日(金) hiQ編集部 M


自宅近くで大火災が発生

先日、夜に自宅のマンションに帰ろうと
階段をのぼっていたところ、
暗い空にもの凄い大きな火柱があがっていました。

思わず声をあげてしまいましたが、
気付くと周囲からはサイレンの音が鳴り響き、
同じマンションの人たちもみな一様に廊下に飛び出していました。

私自身、大きな火事を見たことがなかったので、
その火柱の巨大さに衝撃を受けました。
出火元の隣の建物はまだ真新しい一戸建てでしたが、
黒煙に包まれており、飛び火しているようでした。

火事は消防車が到着してから2時間ほどで鎮火しましたが、
出火もとの戸建の家は全焼してしまいました。

聞けば老夫婦が二人で暮らしていたとのことで、
小さなお店を開いており、
家の前によく商品の空き箱のダンボールが置いてあることが
多かったそうなので、
もしかしたら放火ではないかと不安になりました。

それにしても動物は火を恐れると言いますが、
ヒトもやはり動物ですので、
少し距離はありましたが、
本能的にもの凄い恐怖を感じました。

ここから逃げないといけないと命の危険を感じました。

住んでいた方が無事だったかは情報がないのですが、
あれだけの巨大な炎を2時間で
拡大させずに消化する日本の消防技術も再確認しました。

先日、上海でも大きなビル火災がありましたが、
本当に恐ろしいことだと体中で感じました。

空気が乾燥しておりますので、
皆さまも火の始末にはくれぐれもご用心下さいませ。

2010年12月15日(水) hiQ編集部 K


人工生命誕生

人工生命と言うとどんなイメージを持ちますか?
TVでやっていた特集を何気なくみていたら
思わずギョッとしてしまいました。

何年も前にヒトゲノム(遺伝子情報)の解読が終わったことは
ニュースでありましたから私も知っていましたが、
実はさらにすごい研究が進んでいたんです。

このヒトゲノム解読のプロジェクトの中心人物だった
アメリカのクレイグ・ヴェンター博士が、
その後5年をかけて挑んだ壮大な研究、
それが人工生命を作ることでした。
ヒトゲノム解析で培った遺伝子コードを
「読む」技術を応用して
逆に「書く」ことを試みたのです。

簡単に説明すると、
コンピューターでDNAの配列を決め、
その通りに分子をつなぎあわせて人工的にDNAを合成。
この遺伝子をもった細胞が活動をして自己複製すると
人工的な生命の誕生ということになります。
いわば、人間がコンピューターでデザインした生命です。

博士たちは人工ウイルスを作る練習から始め
様々な失敗を重ねますが、ついに2010年、
単細胞生物を合成に成功。

「この単細胞生物には、それが合成物である証として、
また子孫の追跡を可能にするため、
DNAに書き込まれた4つの「透かし」が入っている。
透かしには以下が含まれている。
(a) 全アルファベットおよび句読点のコード表。
(b) 研究に寄与した46人の科学者の名前。
(c) 3 つの引用文。
(d) その細胞用の URL。」
 wikipediaより

信じられますか?

この技術はこれからの地球全体の問題、
エネルギーや食料、
環境問題を解決する大きな可能性にもなるし
一方では原子力を超えた、
とんでもないパワーを手に入れたことにもなります。
もちろん倫理的問題もあります。
なんといっても、私たちの生存すら
根底から揺るがすような出来事ではないでしょうか。

生命は生命からしか生まれないというのはもう昔のことで、
物質に命を与えることができるような未来になるとしたら・・・
まさに漫画のような世界ももうそこにあるのかも知れません。
少し怖いですね。

2010年12月13日(月) hiQ編集部 D



忘年会には「ヨッパライ許可証」

そろそろ忘年会で
忙しくなり始めた方も多いのではないでしょうか。

今年も昨年に引き続き、
エコノミー志向の集いが流行っているそうで、
均一料金の居酒屋や、
ホームパーティで盛り上がる方が多いそうです。

そんな時のちょっとした余興になりそうなサイトを見つけました。

その名も「お酒占い」。
自分をお酒に例えると何か?というジョーク占いです。
画面から、嫌いなお酒を3つ選ぶと性格が分かるというもので、
私は「アレキサンダー(ブランデー・ベースカクテル)」人間でした。
そもそも嫌いなお酒がないのでテキトーに選んでみましたが、
にもかかわらず、概ね当っているようです。

お酒占い

それからもう一つ、こちらは少し下準備が必要ですが
ジョーク好きな人にはウケると思います!

妄想ライセンス

これは申し込むと様々な免許証を発行してくれるサービスで
例えば、

・ヨッパライ許可証
 (法令遵守の上、健康管理もできる方のみ使用可)
・UFO運転免許証
 (免許を取得してもUFOを買うか借りるかしないと使えません)
・昼寝・うたた寝許可証
 (結果、不測の事態が生じても責任は持てません)

といった免許証を発行してくれます。
他にも女性向けに「お姫様認定証」 「魔法使用許可証」
合コン用?に「お持ち帰り許可証」などなど
思わず笑ってしまうようなライセンスが並んでいます。

これらの免許証はちゃんと自分の顔写真を載せて
本物ソックリに作ってくれるそうですから
自分で使うのももちろんですが、
本人に内緒で作ってプレゼントするのも楽しそうです。

泣いても笑っても今年もあとひと月、
来年も福が来るように、笑って過ごしたいものですね。

2010年12月10日(金) hiQ編集部 M



高すぎる北京の家賃

昨日、ロイター通信の記事に
とあるニュースが掲載されておりました。

「北京の男性、
 家賃が高すぎて払えないため「卵形移動住宅」を自作」
という見出しの記事です。

経済成長によって中国の都市部では家賃と
住宅価格の上昇が起っておりますが、
昨年に中国政府が公開したデータによりますと、
前年同期比でほぼ全ての都市部で不動産価格が上昇し、
上昇幅がもっとも大きい5都市は、
広州19.9%、金華14.9%、深セン14.3%、
海口13.4%、北京13.2%と発表されました。

この不動産価格上昇のあおりを受けて、
今回ニュースに掲載された男性は借りていた部屋を飛び出して、
「自作の家」に住むことにしたというのです。

男性(24)は北京の家賃は高過ぎて支払えないとして
「卵の形をした移動住宅」を自作し、その中で生活している。

と記事にはあります。

彼の移動住宅は、竹、棒鋼、木材チップや
植物の種などを 詰めた袋、
断熱材や防水材を使って作られており、
製作にかかった費用は6427元(約9万円)。
上部には、太陽電池パネルも1枚取り付けられている。





(写真はロイターより転載)

自動車1台分ほどのスペースの住宅の中には、
ベッドや電球のほか、生活に必要な備品が
所狭しと置かれていた。(ロイター)

いま北京の家賃相場は上昇を続け、
2,000元〜4,000元前後と言われております。

気になる平均「月収」ですが、
〜 500元(貧困層)
500 〜1,000元(出稼ぎ者の一般的な月収)
1,000 〜2,000元(大卒初任給など)
2,000 〜4,000元(家庭を持つサラリーマン)
5,000 〜  (会社経営者などの富裕層)
という金額であり、上記の家賃相場と比べますと、
とても容易には借りることが出来ない価格になっています。

彼の場合は"家"があるので
ホームレスではないのかもしれませんが、
住所はございませんので、
実質は住所不定ということになってしまうのでしょうか。

天井に取り付けられたソーラーパネルで
電力を得ているということですが、
当然この家には鍵が無いので、
いつ空き巣に入られてもおかしくありません。
さらに冬の北京の気温は氷点下にも達するそうなので、
防寒の面でも不安があります。

とはいえ記事によりますと、
昼間は会社勤めで働いているとのことなので、
今回の思い切った行動は上昇する地価に対する
反発の意思表示なのかもしれません。

2010年12月8日(水) hiQ編集部 K


お米がパンへ変わる!

ゴパンって耳にしたことはありますか?
最近ニュースなどでも取り上げられていますが、
お米からパンを焼くという
新発想の家庭用パン焼き機です。

今年11月の発表前から予約殺到で、
予想を上回る人気から
ひと月たらずで予約ストップしたという大人気家電です。

原理は機械で米を粉砕して米粉を作り、
そこへイーストなどを追加したら
パンが焼きあがるということのようですが、
出来あがった米粉パンの評判も
「もっちりしていて美味しい」と上々な様子。

従来から家庭用のパン焼き機はありましたが、
小麦粉を米粉に変えて「ライスブレッド」という
新たなカテゴリーを確立したこのゴパン。

とにかく、お米好きの私としては
話を聞いているだけでワクワクしてきますが
来春あたり、新しもの好きの友人たちにけしかけて、
ぜひ試食をしてみたいところです。

お米を食べないパン食の人も多い現代人ですが、
米粉パンならきっと食べてくれそうです。
販売元の三洋は、ゴパンの普及が
「消費者の米の潜在需要を掘り起こす」と睨んでいたらしく、
まさにその思惑通りになりました。

パンやパン生地のほかに、
麺やお餅、ピザ生地、なども作れるというこの製品、
かなり気になる存在です。

GOPAN(ゴパン) | 三洋電機
http://jp.sanyo.com/gopan/

2010年12月6日(月) hiQ編集部 D



福臨門のちょっとイイ話

今年もはや12月に入りました。
暖かい料理が特に恋しい季節ですね。

先日読んだ本に、香港の福臨門に関する
(私にとっては)意外な記述があったので、
今日はそれをご紹介したいと思います。

福臨門と言えばまずフカヒレ!
というのがこれまでの私のイメージで、
もちろんそれはその通りなのですが、
実はその始まりは香港の富裕層向けのケータリング、
つまり調理人ごと派遣して料理を作る仕事だったそうです。

そしてそのころから現在まで、福臨門のベースとなっているのは
蛋民(水上生活者)が船上で作っていた料理で、
船上での調理では強い火が使えない、
だから蒸したり煮たりといった調理法が
どんどん磨かれていったという話でした。

私もアバディーンに行った際、
水上生活の様子を見かけたことがありますが
とても裕福とは言えないような暮らしに思えたので、
あの高級料理屋さんのルーツが蛋民の料理だったというのは
とてもインパクトのある話でした。

また福臨門のシェフが必ずその味を受け継がなければならないのが
蒸篭で蒸したスープと、
干し魚の身を使った炒飯だという話も心に残りました。
蒸したスープは先ほどの話の通り、
強火を使えなかった時代からの料理ですし
干し魚の炒飯というのはもともと、
傷みかけた食材の臭いを消すために
干し魚を用いて作った炒飯だったそうです。
つまり貧しく苦しかったころの料理を
現在もしっかり受け継いでいるということです。

この著者は東京の福臨門出店の際、
香港側からアドバイスを乞われたそうですが
当時日本側の押してきたシェフが
前述の「福臨門の味」を知らないシェフだったので
その人物を採用することに反対したそうです。
しかし最終的に日本人向けの味に、という判断から、
そのシェフが東京の初代シェフとして抜擢されたという
ウラ話まで披露されていました。
しかし結局、その初代シェフの時期は
東京の福臨門はあまりパッとせず
ほどなく福臨門の味を受け継ぐシェフに交替され
現在に至っているそうです。

超一流の名店が、
創業当時のスピリットをきっちり受け継いでいるという
ちょっとイイ話でした。

この本の著者は勝見洋一という人で
古美術鑑定業のかたわら、
世界の料理、特に中国料理に至っては
B級C級から超高級までを食べつくした人物のようです。
本日紹介した内容は
ラーメン屋の行列を横目にまぼろしの味を求めて歩く
という本に登場します。
タイトルからも明白ですが、この本では
昨今のラーメンブームに強烈な肘鉄を食らわせていますので、
ラーメン愛好家の方にはチョットおすすめできませんが、
大変面白い1冊でした。

2010年12月3日(金) hiQ編集部 M



億万長者のチャンスが過去最多

先月の11月24日に恒例の「年末ジャンボ宝くじ」が
全国で一斉に発売されました。

1等、前後賞を合わせて最高3億円ですが、
今年は従来とは少し違う点がございます。
億万長者のチャンスが過去最多となる444人に拡大したのです。
全体的に当たりくじの数が増加しています。

当選金額と本数の内訳は、
1等(2億円)が昨年より4本増の74本、
2等(1億円)が同230本増の370本。
3等は500万円から100万円に変更し、
当選本数を700本から10倍以上の7400本

になりました。

平成12年にロト6(一等4億円)が登場して以来、
宝くじの販売数は年々右肩上がりで増加しています。
手頃な価格で夢が買えるとあってか、
渋谷の街でも昼休みに宝くじ売り場に並ぶ人々の姿を
よく目にします。

パチンコや競馬などのその他の賭け事は
賭け事をするために「時間」を取られてしまいますが、
宝くじならば窓口で購入して、
当選発表までただ待てばいいということになります。

時間のロスが少ない為、
忙しいサラリーマンでもお昼にふらっと購入できるところに
昨今のギャンブル業界を取り巻く不景気の中でも
根強い人気があるのではないかと思います。

今年の年末ジャンボ宝くじは
12月24日 金曜日までの発売になりますので、
お求めの方はお早めにどうぞ。

当選者発表がある今年12月31日の夜が明け、
2011年になったら、
億万長者になっているかもしれませんね。

2010年12月1日(水) hiQ編集部 K

2010年12月1日(水)〜2010年12月31日(金)


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