「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第963回
第五回「下町を食べる会」のお知らせ

昨年の10月と11月の2回に分けて
入谷「鳥昭」で開いた第四回「下町を食べる会」から
早くも半年近くが経過してしまいましたが
やっと第五回の開催にこぎつけました。

今日はそのお知らせです。
開催地は神楽坂。
「神楽坂は下町じゃないんじゃないの?」
ごもっとも。
でも今回の開催店は下町情緒たっぷりなのです。

会発足時の決め事は2つ。
店のロケーションが下町ならばビストロだろうが
ベトナム料理だろうがジャンルを問わない。
そして下町を離れても鮨・天ぷら・うなぎなど
江戸の昔からの料理を下町チックな雰囲気の中で
提供してくれるなら山の手への遠征も可というものです。

下町だけで開催していると、
川越や八王子や厚木あたりにお住まいの方は
最初から意欲を失ってしまいますものね。
神楽坂とてそれほどの利便性があるわけではありませんが
多少なりとも帰宅時間のセーブにつながるものと考えました。

「能書きはいいから店名を言え!」
おっと、そうでした、そうでした。
応募方法その他の詳細は末尾に記すとして
肝心の開催店でありました。
今回、白羽の矢を立てたのは
本多横丁の裏路地に灯を点すお鮨屋さん、
「かぐら坂 新富寿司」です。

当コラムでもたびたび紹介しているので
ご存知の方も多数おられましょう。
第31回115回139回701回702回
振り返れば、ずいぶんと書き連ねてきました。
リピーターではないJ.C.が
リピートする数少ないお店であります。

飛び切りの鮨種が待ち受けているわけではありません。
ただ、若き親方のR太郎が自ら築地に足を運び、
吟味を重ねて仕入れてきたサカナたちは
それなりの滋味をその体内に宿しているものばかり。
必ずや食通諸氏のご期待に応えてくれるものと信じます。

加えてこの店の大きな魅力の1つが
齢87歳に達するおキミ婆ちゃんの存在です。
八千草薫と三国連太郎、はたまた島田洋七が推奨する
皇潤でも飲んでいるのか、いないのか、とにかく元気、ゲンキ。
とは言ってもお歳を考えれば、
いつ何どきお迎えが来ても不思議ではありません。
おっと、婆ちゃん、ごめんねごめんね〜!
(↑ちょいと“U字工事”風にあやまってみました)

今回は「新富寿司」の2階座敷に上がり込み、
純和風の宴会を開きたいと思います。
どうぞふるってご参加ください。
おキミ婆ちゃんのお座敷小唄に耳を傾けながら
滅びゆく花街にしばし身をまかせるといたしましょう。


※たくさんのお申し込みありがとうございました。
定員となりましたので、第五回「下町を食べる会」は
締切りとさせて頂きます。

 
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2010年3月15日(月)

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