第190回
中国古陶磁器学科 09年度期末試験
問1
今年9月1日以降、
「私のお気に入りの一品」のコーナーの中に
実はお気に入ってない一品が1つだけ紛れ込んでいます、
それは何でしょうか?
以下のコラムの中から選びなさい。
問2
同じく9月1日以降、
「私のお気に入りの一品」のコーナーの中で
一番お気に入りの品は何でしょうか?
問3
下記は、古陶磁器の偽物を掴まない為に
大切な事を説明しています。
間違っているものを2つ選びなさい。
a 本物は、やはり信頼できる
由緒正しい骨董屋さんに集まるので、
少し高くても歴史ある有名な骨董店で購入した方が良い。
b 古いモノはやはりそれなりに汚れているもの、
見た目が綺麗な品よりも、見て汚らしいものに本物は多い。
c 骨董市などで高い価格がついており、
且つ店主が全く値引きに応じないものには本物が多い。
d 本物の古陶磁器の表面をルーペで見ると、
一見綺麗に見える焼き物でも
それなりの時間の経過を感じさせるものがある。
e 中国の贋作技術は年々進歩しているので、
それを見分けられない日本の骨董商も多い。
f 骨董の世界にも基本的な流通価格があり、
それを大きく下回るものは殆ど偽物である。
g 偽物を掴まない為に一番大切な事は
自分の審美眼を磨く事である、
その為に出来る限り多くの本物の優品を見る事が重要である。
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問4
次の中国古陶磁器は私が中国で実際に購入したものです。
購入価格の高かったもの順に並べなさい
a 漢時代 緑釉耳杯 |
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b 唐三彩 女人傭 |
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c 宋時代 定窯褐釉碗 |
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d 明時代 青花壷 |
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e 清時代 乾隆官窯豆青盤 |
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問5
ハイ天の常連である「ピカイヤさん」が
鑑定を依頼した古陶磁器が本物である確率は?
(1)0% (3)10% (3)25% (4)50% (5)100%
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問6
世界に4つしか存在していないと言われる
「建窯耀変天目碗」
その中でも最高の作とされる
「稲葉天目」がもし世に出たとしたら、
いくらの値が付くと予想されるでしょうか?
(1)3000万円〜5000万円 (2) 5000万円〜1億円
(3)1億円〜3億円 (4)5億円以上
(5)案外数万円
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問7
天青庵さんが保有する
中国古陶磁器の時価総額はいくらぐらいでしょうか?
(1)500万円 (2)1000万円 (3)5000万円
(4)1億円 (5)案外数千円
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問8
次にあげる名窯で焼かれた作品の特徴を簡潔に述べよ。
(1)汝窯 (2)定窯 (3)耀州窯 (4)建窯 (5)越州窯
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問9
下記の文章の中で誤った箇所をできるだけ指摘しなさい。
にわか骨董マニアであるAさんは
以前から中国古陶磁器の優品が欲しいと思っていました。
意を決したAさんは退職金の一部で中国古陶磁器を購入しようと
現金500万円を握り締め、北京に旅立ちました。
旅費は15万円、更に燃料サーチャージで2万円を請求されました。
空港からのタクシーで
本来60元で行ける所を200元支払わせられましたが、
何とか無事に有名なラッフルズホテルに辿り着きました。
翌日、故宮博物院で
世界一の中国古陶磁器コレクションを見学した後、
北京骨董城や瑠璃廠に出かけ数点の中国古陶磁器を買いました。
Aさんは帰国し、
余生をそれら中国古陶磁器と共に楽しく過ごしました。
そしてAさんが70歳の時、
曾孫が結婚するとの事で中国古陶磁器を売って
曾孫の新居の購入資金の一部を用立ててやろうと決意しました。
わざわざ骨董の街京都まで出かけ、
一流の骨董店にそれらの購入を持ちかけました。
驚いた事にそれらは20年の間に値上がりしており、
なんと3000万円で買い取って貰える事になりました。
曾孫の新居の一部どころか、全額支払う事ができたのです。
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問10
天青庵コラムがきっかけで
中国古陶磁器に少しでも興味を持てたという方、
何か感謝の意を表明して下さい。
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